サンド・バーガー・パン,スシロー,寿司,期間限定商品 (2016/11/21 11:11:41)
当初は、これはありえないだろうと、人柱感覚でオーダー。そもそもが、シメサバ寿司をバンズで挟んだだけなので、炭水化物多めのメニュー。しかも、寿司ネタのサイズから想像できるように、小ぶりのバーガー。割高感もあるし、それ以前に怖いもの食べたさの人寄せパンダ的なメニューだ。
ところが、これが、実に完成したバーガーで、和風バーガーに抵抗がなければ癖になりそうだ。届いた鯖バーガーは、ちょっと小ぶり。正直、180円に疑問を感じてしまうが、これがベストサイズ。そもそも、バンズにシメサバにぎりがはさまっているので、かなりの厚みがでる。これぐらいコンパクトでなければ、大口開けても食べられない。さらに、にぎりの量とバンズの量がマッチングしない。まさに、ジャストサイズだ。また、バンズから思い切りはみ出しているシメサバが金銭感覚にも訴えかける、それは、天丼からエビ天がはみ出しているようなもので、お得感を感じる。
さて、食べる前に相手を知らないといけない。オキテ破りでバンズを開いてみると、中は大葉にシメサバの握り、シャリとシメサバの間にはガリが入り、バンズにはわさびマヨネーズが塗ってある。パーフェクトな和の具材をわざわざバンズで挟んでいる。これには一体どういう意味が…と疑いたくなる。
そこで、おそるおそる一口かぶりつくと、ちょっと待てという味覚の信号が届く。それは、これはうまいぞの信号で、あまりにもパーフェクトな味で戸惑っている状態。正直、これは癖になる。大葉が和を強く主張しながら、シメサバとガリが加わってバーガーではなかなか感じられないさっぱり感を出している。それでいながら、わさびマヨネーズがバンズとにぎりをうまくまとめている。
鯖バーガーの入っている包みが、ファストフードっぽい味わいを出しているが、そんな演出は不要。一口食べれば、これぞ寿司屋のバーガーと、味の深さを感じられるだろう。
価格は180円。スシロー全店で期間を限定して発売中。
< 公家 幸洋>
(C) 2015-2018, LUNCHpress